TOMOEさんの二つ折り財布を購入しました。実はこれ、以前購入した財布と同型だったりします。この形は私の使い方に合っていてお気に入りなのですが、いくつか仕様変更されています。
前回はシュリンクレザーでしたが、今回は型押しレザーになっています。革は姫路のタンナーのものでヴォー・エプソンを参考に作られたものだそうです。
ヴォー・エプソンとの違い…と言っても、ヴォー・エプソン自体が個体差が大きいので説明し難いところです。ちょっと脱線しますが、ヴォー・エプソンという名称はエルメスにおける呼び名です。エルメスでは基本的に革を複数のタンナーから購入しています。ヴォー・エプソンの場合は2社。HASS社のDerbyとDegermann社のDauphinがヴォー・エプソンと呼ばれているわけです。同じ名前を付けているのに革質は結構違っていて、比較的硬い方がHAAS社、しっとりしているのがDegermann社です。で、この姫路のヴォー・エプソン風レザーはその中間くらいの感触です。
(追記)
Tanneries ROUXも含めた3社という話も見かけたので、もしそうだったら話は変わってくるけどどうなんだろう…
さて、この財布の紹介ですが、TOMOEさんが長めの製作動画を公開しているため、あまり語ることは無かったりします。(汗)
なので、シュリンクレザー版から変わったところを紹介します。まずはホック。前モデルはダブルホックだったのが1つになっています。私は片側のホックしか使っていなかったのでこれは嬉しい変更です。あと、ホックのメーカーがPRYMからHASI-HATOになっています。両者とも品質に定評があるメーカーです。もしかしたらPRYMに買収されたFiocchiファンだとPRYMの方が嬉しいかも?
微妙な違いですが、小銭入れのマチが若干広くなりました。あとホックの背面に革が貼られています。
後は、柔らかいシュリンクから硬めの型押しになったため芯材に違いがありますが、革が変われば当然のことなので仕様変更ではありませんね。
お気に入りの財布の正当進化なので当然の如く買いました。(笑)
ただ、使い勝手としては柔らかい革の方が良い場面もあるので評価は使い込んでからになります。
TOMOEさんのサイトはこちら。
前回の記事から一年以上経過しましたが、購入したアイテムもいくつかありますので、そのうち紹介出来たらと思います。