散財日記

散財の記録

革の質

ここ数年、革の質が下がっているような話を耳にします。私が好んで選んでいるシュランケンカーフはその中では比較的安定していて、あまり実感が無かったんですが、同じペリンガー社のクリスペルカーフを見ると、やはり質の低下は感じられます。

 

私が持っているクリスペルカーフはトラが多いロットだったのですが、その翌年のクリスペルカーフは厚化粧になってました。私はそれほど気にしませんが、化粧を厚くしたということはトラを嫌う人が結構多いみたいです。

 

私としては、厚化粧は綺麗に見えるけど、艶とかがどこか人工的なものに感じられて、ナイロンではなくあえて革製品を選んでいる理由を考えると、ちょっと本末転倒な気がしてしまいます。

 

一方で、国内で面白い革を作っている話を伺いました。詳しくは言えないのですが、技術の進歩により、昔は考えられなかった作り方が可能になり、かなり良い革が出来たそうです。需要の増大やコスト面により今までの素晴らしい革が作れなくなるのは残念ですが、一方で、技術革新により新たな素晴らしい革が誕生するのは嬉しいものです。それが国産であれば尚更です。