散財日記

散財の記録

薄く漉いた革を貼り合わせて

コインケース部分は薄く漉いた革を貼り合わせて強度と薄さを両立させたものになっています。

先ほどの日記で上記のように書きましたが、分かりにくいかも知れないので解説。

 

同じようなパターンの小銭入れ部分を比較してみました。水色の方が厚いです。

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厚い方の水色は1枚の革で、こげ茶は2枚の革を張り合わせたものだったりします。革を漉く(削って薄くする)と当然、強度が下がります。一方、革を貼り合わせると何倍も分厚い1枚の革よりも丈夫にすることが出来ます(貼り合わせる向きとかもありますが)。その特徴を活かして薄く漉いて貼り合わせることで、薄くて丈夫を実現しているのでした。

 

一応、水色の方のフォローをすると、そもそもコンセプトが違っていて、こっちは革を折るなどパターンを工夫して少ないパーツ、ステッチで作ることを目指しています。その結果、この財布はたった3つのパーツから出来上がっています。なので、この比較はフェアではありません。