12月にオーダーしていたブリーフケースが届きました。実は帰宅すると不在届けが入っていたので、30分掛けて佐川急便まで取りに行って来ました。落ち着きがありません。
箱を開けると布に包まれた鞄。
ワクワクしながらご対面。革はシュランケンカーフのブラック。玉縁が上下左右とシンメトリーな双曲線を描いていて、正面から見ると額縁のようです。個人的にこの形が気にっていて、ネットを色々探して一番良かったのがSOLOさんのブリーフケース0201でした。
横から見たところ。いせ込み技法が用いられていて、ふくらみのあるフォルムです。
いせ込みだけでなく、裏革を貼って張りを増したシュランケンカーフという革の良さもあってのこの形です。ちなみにSOLOさんは裏革にはピッグスキンを張っています。詳しくはSOLOさんのブログをご覧ください。
0201 ボディとマチの裏革貼り | SOLO Handmade leather bag & accessories
0201 ボディとマチの裏革貼り2 | SOLO Handmade leather bag & accessories
いせ込みとシュランケンカーフの組み合わせにより、鞄が表情豊かですね。
玉縁は芯材などは入れず、革の厚みを残すことで革芯になっています。
革芯玉縁です | SOLO Handmade leather bag & accessories
上から見たところ。良い形をしています。
底鋲は5つ。しっかりとした底板も入っています。
力の掛かるブラケットは手縫いなので安心。最近話題のハンドルはメンテナンスのし易いネジ式になっています。
ハンドルのループ部分も丈夫に出来ています。
ハンドル周りの作りについてもブログで紹介されています。
ループの補強 | SOLO Handmade leather bag & accessories
0300のハンドルとボディの付け根 | SOLO Handmade leather bag & accessories
内装はリモンタナイロンのレッド。以前作ってもらった縦トートとお揃いにしています。ポケットはファスナーとオープンが1つずつ。内装の素材は、軽くて丈夫で発色の良いリモンタナイロンがお勧めです。
ショルダーストラップを付けてみたところ。オーダーメイドでストラップ用のD管をつけてもらっています。その代わり、ファスナーの開きが小さくなっているので、荷物の出し入れを重視する場合は、標準構成の方が使いやすいと思います。
このショルダーストラップ、裏表ともにシュランケンカーフの贅沢仕様なので、流石に2本目は作れず、縦トートと兼用です。それもあって、色を縦トートと合わせたんですよね。
縦トートとツーショット。
そうそう、シュランケンカーフと言えば、シボやトラの当たり外れですが、今回のはシボの大きさは揃っているし、トラもほとんどありません。大当たりです。
今回作ってもらったブリーフケースは、個人的には内縫いブリーフケースの理想形なので大満足です。SOLOさんは、そのブランド名の通り、全ての工程を職人さん一人で行っているので、品質がぶれることがなく安心です。
SOLOさん、ありがとうございました。
SOLO(三宅縫製所)さんのサイトはこちら。