キーケースのメンテナンスと馬蹄型小銭入れ
愛用のキーケースは、年に一度メンテナンスに持って行っているのですが、コロナでちょっと腰が重くなっていて、やっと行ってきました。クリームを入れたので艶はちょっと控えめになっています。また、一年間頑張ってもらいます。
目的はもう一つあって、少し前に発売された馬蹄型小銭入れを買ってきました。革はAlt81さんお馴染みのルガトショルダー。
開口一番、価格安すぎません?とぶっちゃけたところ、そんなことを言ったお客さんは初めてとか言われるなど。まぁ、店で安すぎとか言う客はいないよね…
馬蹄型小銭入れは画像のように革を垂直に縫い合わせる、駒合わせ縫いという技術力を要求される技法を使っていて、縫製の課題にされることもある形だったりします。ミシンで縫うのは困難で、ほぼ確実に手縫いになります。
総手縫いで革もルガト、で、この価格は…ということで先の発言となったのでした。事情としてはコロナで大手から職人さんへの注文がストップしてしまい、技術力のある職人さんの手が空いてしまって、折角だから、何か作ってもらおうという流れで、特別価格になったそうです。なので、コロナが落ち着いた後もこの価格で出るかと言うと、そうはならないと思います。
小銭はここに入ります。
傾けると小銭がすっと出てきます。
ここにポケットが付いていますが、これが何のためにあるのかずっと気になっていて、やっと聞けたのですが、職人さん(80歳以上の方)曰く、切符を入れるためのものとのこと。えー
初の馬蹄型小銭入れですが、純粋な小銭入れとしても使い易そうですが、技術の詰まった革細工として扱う感じかな。