散財日記

散財の記録

枠錠前その2

akiramei.hatenablog.com

 

私のダレスバッグにイタリー錠が使えない理由について、気になるので自分なりに調査してみました。

 

まず、使用可能な幸村さんの錠前。形状を見ての通り、横方向に引っかかりがあってとまります。

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一方のイタリー錠。垂直方向に凹凸が引っかかるようになっています。

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参考までに私的に第二候補だったエムアンドケイヨコヤさんの錠前。こちらもイタリー錠と同様の機構です。

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この錠前の機構を念頭においてダレスバッグを見てみます。

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口枠が後方向に傾いています。これはおそらく、前錠前タイプを付ける場合に前側の勾配を緩やかにしておかなければならないからではないかと思います。スリムタイプの場合、マチ幅が狭いため、片側の勾配を緩くすると、口枠が若干斜めになってしまうのは仕方がありません。

 

これが通常のダレスバッグの場合、十分なマチ幅があるので口枠を垂直にしても勾配の問題は発生しません。

 

さて、口枠が後に傾いた状態の場合、錠前は斜め上方向に力が掛かります。イタリー錠は垂直方向に力を加えることで開くタイプなので、このような力の掛かり方に弱いです。もしかしたら、後側が錠前の口になるように逆に取り付ければ行けたかも知れませんが、バッグを持ったときの体への収まりが悪くなるので、使い勝手に影響が出てしまいます。

 

対応するとしたら、バッグのパターンを枠錠前と前錠前とで別に起こす必要が出てくるんじゃないかと思います。

 

私の勝手な想像ですが、とりあえず自分の中では整理がつきました。

 

(追記)

サムソナイトで使用している枠錠前は、すっきりとしたデザインで横から押し込んで開くタイプみたい。この金具を扱っているところないかしら…