散財日記

散財の記録

SERICA 5303-1 DIVER’S WATCH

為替が一ドル130円くらいの頃に注文した時計が届きました。買ったのはフランスのマイクロブランドSERICAのダイバーズウォッチ5303-1。

 

SERICA WATCHES : official website - Swiss Made Watches (serica-watches.com)

フランスの時計雑誌の方と時計デザイナーが組んだブランドで、一目でこのブランドだと分かるオリジナリティが気に入りました。

 

価格は1075ユーロ。マイクロブランドの中では比較的高額でしょうか。ダブルドームのサファイアガラス、セラミックのベゼルにエナメルの文字盤(多分?)などの素材を使い、ポリッシュとサテンを組み合わせた美しい仕上げになっています。価格帯を考えると高品質だと感じました。

 

気になるポイントとしては、まず、文字盤のロリポップのインデックス。個人的にはユニークなデザインで歓迎しますが、苦手な人もいるでしょう。

 

次にムーブメント。Soprod社のNewtonという比較的新しい(2020年)ムーブメントが搭載されています。グレードはトップフライト(最上位)。

Soprod Newton P092 | Watch movements – A passion (watch-movements.eu)

 

Soprod社と言えば、A10というセイコーのL4ベースのムーブメントがありますが、これがイマイチ評判が良くないので、社名で敬遠したくなる人もいるのではないでしょうか。ただ、NewtonはA10とは全く異なる設計で、カタログスペックは日差±4、パワーリザーブ44時間と中々です。実際に使っていますが、それくらいの性能は出ています。

 

個人的には汎用ムーブメントでもCOSCクラスの精度が出ている一方で、高額な自社開発ムーブメントがそれ以上の精度を出すとは限らず、装飾の美しさとかも50万円以下なら、目を見張るようなものは出てこないので、中途半端に高いものを買うくらいなら汎用ムーブメントで良いでしょ?という意見です。オーバーホール費用も安く済むし。

 

あと、チェックしておきたいのはブレスレット。ステンレス製のメッシュベルトを採用しています。個人的にはフィット感が良いし、ちょっとだけ軽いので高評価ですが、通常のブレスレットに比べて装着するのが面倒です。そこを許容できるかどうかは注意です。(時計を固定できる場所が必要で時間も10-20秒くらい掛かる)

 

個性的な時計なので注意点を強調しすぎた気もしますが、個人的にはとても気にっています。有名ブランドのオマージュのようなデザインに飽きている方にはおすすめです。