万双ブライドル 天ファスナー
時計から始まった新たな趣味ですが、時計バンドへ向かい、ついには革製品全般へと移行してしまいました。革製品と言っても色々ありますが、個人的にまず興味を持ったのは鞄でした。
鞄どころか革の知識も足りないまま、ググってたどり着いたのが万双です。評価は色々あるようですが、縫製とコバの処理には定評があります。
万双の鞄となると、まず挙げられるのがダレスです。…が、満員電車であんなデカイ鞄を持つのは大変ですし、周りからも邪魔に思われるので諦めて、万双の特徴がよく現れていそうなブライドル天ファスナーを買うことにしました。本当は、ダブル天ファスナーが欲しかったけど、売り切れで買えなかったのは内緒です。
ブライドルレザーといえば、大量に塗りこまれた蜜蝋により表面に浮いているブルームと呼ばれる白い粉。それが雰囲気を醸し出し…ってありませんね。服に移るのが嫌で拭いていたら無くなってしまいました…
でも、カッチリしていてカッコいいです。
底からみると、
底鋲は付いておらず、コバで自立します。ただ、汚れるような場所には置きたくないですね。
横からみると、
やはりコバが立派です。また、カン(金具)が付いていて、ストラップを付けられます。
付属のストラップ。足元に置けない場合は、肩から掛けておくと良いです。
次は内装です。
マチは8cmありますが、見てのとおり堅い鞄なので、あまり膨らみません。無理に詰め込むとカッコ悪いし、鞄への負担も大きいので避けたほうがよさそうです。私の使用状況ですと、ノートパソコンを入れたら折り畳み傘を諦めるって感じです。
一応、前後のポケットがあるのですが、書類のような薄いもの意外は厳しいです。
このブライドル天ファスナーは、鞄としては使いにくい点がありますが、しっかり自立し、見栄えもよく、荷物の少ない時に活躍しています。手持ちの鞄は、これ以外皆、柔らかく膨らむものなので、うちでは貴重な戦力だったりします。