散財日記

散財の記録

ル・ボナー ディプロマショルダー トープ

ル・ボナーさんのディプロマショルダーが久々に入荷したのでサークルさんに行ってきました。購入するかどうか悩んでいましたが、結局買ってしまいました。鞄を買うのは久々です。

 

以前購入したアンバランスをヘビーに使っていて、大変満足しているからショルダーバッグを増やさなくても良いかも…という思いもあったんですよね。

akiramei.hatenablog.com

 

大きなフラップが特徴の正方形に近いショルダーバッグです。フラップの贅沢感を楽しむショルダーバッグなので見た目だけだとシンプル過ぎる印象かも知れません。

 

フラップの裏側。シュランケンカーフの床面がババーンと。裏に何も張っていないため、厚みのあるシュランケンカーフの感触が楽しめます。ちなみに、裏面に革や生地を貼らないのはコストダウンに感じるかもしれませんが、実は、床面が綺麗な部位を取る必要があるので、シュランケンカーフのような高級皮革の場合は、むしろコスト高だったりします。この贅沢なフラップを見てサイコー!となる人にはお勧めのバッグです。

 

横から見たところ。ショルダーストラップがそのままボディーをぐるっと一周しています。しかもシュランケンカーフを貼り合わせたものなので、シュランケンカーフのベルトの価格を考えると滅茶苦茶贅沢な作りです。その辺りを評価する・しないでこのバッグの価値が大きく変わります。

 

背面もシュランケンカーフが広がるシンプルな作り。革をめいいっぱい楽しみましょう。

 

内装。ファスナーポケット+2分割のオープンポケット。鞄のコンセプトが綺麗なシュランケンカーフの床面も楽しんでもらいたい!なので、やはり生地やナイロンは貼られていません。

 

久々のディプロマ・ショルダーですが、実は仕様変更されています。フラップの縁に革が巻かれていますが、この革の巻き方が変わったのです。

 

ディプロマ・ショルダーバッグと命名 - ル・ボナー (kabanya.net)

ディプロマ・ショルダー製作段階で、巻き方の候補が2つあって、この時採用したのが二度縫いするやり方でした。今回は、選ばなかった方のやり方になりました。どちらも一長一短あったのですが、昨今のシュランケンカーフの価格高騰により、今までのやり方のデメリット(高コスト)が大きくなりすぎたため変更になりました。コスト以外での評価は、フラップを表から見たときの、ふっくら感があることがメリットで、その処理の複雑さの分、裏面からの見た目は少々落ちるのがデメリットです。今回の変更で、そのメリットとデメリットが逆になるという訳です。

 

処理の違いは、文章で読んでもさっぱりわかりませんよね。

パイピングとは?製品の耐久性とデザイン性の向上をもたらす技法。 | sot(ソット)公式サイト | オンラインストア (sot-web.com)

sotさんの記事が分かりやすいです。フラップの縁に巻いた革のコバが見えるか見えないかという違いになります。見えない方が嬉しい人も多いとは思いますが、そのために許容できるコストではない状況なんですよね…