散財日記

散財の記録

山羊革

先日に続いて話題にしますが、IKUMAさんのブログにてシュリーが紹介されています。シェーブルとも呼ばれますが、某ハイブランドにおける呼び名なので私はシュリーと呼ぶようにしています。ただ、シェーブル呼びの人も多いですし、あまり気にしなくても良いのかも。

ikuma-kaban.com

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高品質な山羊革と言えば、真っ先に名前が上がります。国産でも良いものはありますが、個人的に発色は敵わない印象なのでカラフルな色ならAlran社のを選びます。厚みが1.1mmほどなので小物向きでしょうか。バッグ向けだと同じAlran社のdiderot(読みはディドロで良いのかしら?)が、2.2mmほどあるので、こちらの方が良いかもしれません。ただ、あまり国内で見かけないんですよね。Alran社へのオーダーは45枚以上からとハードルが高いです。

 

後は、K2さんで扱っている、フランスのジュリアン社の山羊革も高級ブランドでも使われる質の高いもので、厚みも1.6mmほどあります。バッグなどはこちらを使っても良さそうです。

 

山羊革は基本的にクローム鞣しですが、かつてはタンニン鞣しの山羊革もありました。ドイツ、クリッパー社のサフィアンゴートなのですが、タンナーは廃業してしまい、多分、国内だと革好きの工房や職人さんが在庫として持っているくらいでしょう。ル・ボナーさんとか、くさかカバン店さんとか。

 

偶には牛革以外も使いたいけどエキゾチックレザーはちょっと…という方には、山羊革はお勧めです。ラム革(羊)も触り心地が最高でお勧めしたいところですが、かなり柔らかい革なので、アイテムによってはちょっとリスク込みとなります。