去年の12月あたりにthree2fourさんにオーダーしていた時計ベルトが完成しました。nomos tangomat用にと考えていて、夏場は革ベルトは使わないから秋以降に届いたらいいなぁと思っていたので、ベストタイミングでした。
オーダーした頃は、ちょうど象革にはまり始めたあたりで、藍染エレファントのマネークリップも買っています。
象革は皺が多くワイルドなんですが、それでいて上品さもあり、しかも丈夫。少々高いのが難点だったのですが、革全体が値上がりして、相対的に特別高いわけでもなくなった(?)ので、個人的な選択肢としては選ぶことが多くなりました。
エレファントの部位ですが、革の表情が分かりやすい皺の細かいところを選んでいただきました。見た目に反して表面はソフト。また革の厚みも丁度良く触り心地が良いです。ステッチはもちろん手縫いですが、皺が多いので見えにくく、ちょっと勿体ないですね。
裏には黒残革を使用しています。革に詳しい人だと、なんて贅沢な!と思ってしまいますが、闇雲に高い革を使ったわけではなく、通気性や汗への耐性などを考えたときに黒桟革がベストだったとのこと。three2fourさんは機能的に向いている素材なら躊躇なく使えるのが強みですね。
ベルト穴は3つ開けてもらいました。オーダーメイドなら1穴がロマンなのですが、画像のようにNATOタイプは革を巻くので、革の厚みや硬さで誤差が出そうなのでちょっと弱気に。
…だったのですが、付けてみたら3つの穴の真ん中でぴったり。メールだけのやり取りで、このタイプのベルトがサイズピッタリになるなんてちょっと感動しました。
ループ部分ですが、アメ豚が貼りあわされており丈夫になっています。こういう細部への配慮は嬉しくなります。
着けてみたところ。やはり象革は存在感がありますね。
ところで、今回、初めてNATOタイプの時計ベルトをオーダーしたのですが、一つ大ポカをやらかしてしまいました。NATOタイプは画像の通り、バネ棒と時計ケースの間を通すので、どうしても革の厚みに制限が出てしまいます。ですが、オーダー時にそこまで気が回らず、一般的な時計ベルトの厚みで問題ない的なオーダーをしてしまいました。
で、届いた時計ベルトを通そうとしたら入りません。一瞬、血の気が引きました。その後、発想を変えて、バネ棒の間を通すのではなく、先にベルトを巻いてからバネ棒を付けることで何とかなりました。
今回はラッキーでしたが、今後、NATOタイプの時計ベルトをオーダーするときは厚み忘れずに考慮しなければ…
今回の時計ベルトですが、第一印象として象革の迫力に目が行きますが、手に取った時の感触が素晴らしく、仕事のレベルの高さを感じます。three2fourさん、ありがとうございます。
three2fourさんのサイトはこちら。