散財日記

散財の記録

シュランケンカーフの裏革貼り

SOLOさんにオーダーするときは裏革貼りを指定していますが、そもそも裏革の有り無しでどんな違いがあるのでしょうか。手持ちのバッグだとWILDSWANSさんのSC-BASIS(2年4か月使用)とSOLOさんの0-21 Aタイプ(2年1か月使用)が丁度いい対象なので紹介します。

 

左がSC-BASISですが、くったりして自立困難になっています。一方の0-21は革に張りがあり、しっかり自立しています。同じシュランケンカーフですが、こんなにも違います。

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単純に制作の手間だけ考えれば、裏革ありの方が手が掛かっているのですが、鞄のデザインや使用者の好みもあり、柔らかく体にフィットしたりドレープ感が出た方が良いということもあるので、どっちが良いかは一概には言えません。

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一方、仕事で使ったりする場合は、しっかり自立して欲しかったりも。

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ただ、市販のシュランケンカーフのバッグで裏革貼りを行っているものは、私の知る限りだと見当たりません。ネットで見かけた大峡製鞄のブリーフケースとか、COUさんで見たランスロットとかはくたっとしていました。ル・ボナーさんのブリーフケースも不織布の心材は貼っていますが、長期的にピンと自立させるためのものではありません。

 

個人的にはビジネス用のブリーフケースについては裏革を貼った自立するタイプがもう少し増えてほしいですね。