散財日記

散財の記録

型押しレザーについて

傷が目立ちにくい型押しレザーは小物に使いやすいですが、おすすめの革となると結構難しいです。ひと昔前ならデュ・プイのチェルケス、数年前ならペリンガーのノブレッサカーフで決まりだったんですけどね。

 

最近のチェルケスは実物を見たことがないのでコメントできませんが、ノブレッサカーフについてはここ2,3年で良くない方向に質の変化があります。最初は、知り合いの革職人さんの雑談で出てきた話だったのですが、セレクトショップの方とか別の職人さんとかからも声を聞くようになってきたので、やっぱりそうなんだ、って感じ。

 

とは言え、それでもノブレッサカーフは大抵の革よりも良いので、すぐに他の革に移れる訳ではないんですよね。

 

エルメスと同じ革 質問への回答 - 散財日記

選択肢の一つである、ヴォーエプソンは上記記事でも書きましたが、タンナー2社が作っていて、質にかなりの差があるのが厄介です。当時の記事ではぼかして書きましたが悪い方の質は正直、色の綺麗なボール紙です。実物を見てから買えるのなら絶対に選びません。実物を確認できるか返品可能でなければ、ヴォーエプソンを選ぶのはリスクが高いです。

 

ワープロラックスは、個人的にはかなり好きな革なんですが、銀面を多少削っているので革好きの間ではあまり評価が高くないことも。

 

型押しレザー自体はもっと沢山ありますが、パターンオーダーなどで名前が挙がるのはこのくらいなんですよね。個人的には、ワープロラックス>ノブレッサカーフ>>ヴォーエプソン。ただし、良い方のヴォーエプソンを確実に選べるのなら、それもアリ。今のチェルケスについては誰か教えてください…