散財日記

散財の記録

価格

万双のビジネスリュックがinstagramで紹介されていましたが、コメントのやり取りによると価格が7万円台後半とのこと。

 
 
 
 
 
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A post shared by 職人のこだわりがつまった高級革鞄 万双 (@mansaw_official)

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ほぼ予想通りの価格(税込みなら予想より安い)です。予想しておいて何ですが、フルレザー(内装はスエード)でこの作りだと、他のブランドならもっと高く予想します。

 

個人的な勝手な感覚なのですが、万双の価格付けって顧客の製品イメージ(ダレスは高い、リュックは安いなど)を優先している気がしています。「顧客が安いと思ってくれる価格はここ」というのがあって、製造コストと販売価格の順位が入れ替わっている商品が結構あると思います。

 

もしかしたら、これはごく普通のことなのかも知れませんが、私が普段見ている工房は、材料費+工賃+利益の積み上げで価格を決めていて、顧客が高級に感じないアイテムでも費用が掛かれば当然のごとく高額にします。

 

www.kabanya.net

ル・ボナーさんのシエラサックですが、シュランケンカーフだと税込み14万円越え。カジュアルなバッグの価格としては、相当高く感じると思います。もし、私が商品企画担当なら顧客感覚を優先して何としても10万円以下に抑えたくなります。(つまりシュランケンカーフでは作れない訳なんですが)

 

他にもブランドに新しい人を引き込むため(いわゆる入門アイテム)に戦略的な価格付けをする場合もあります。WILDSWANSのTONGUEなんかがそうですね。(価格改定で以前ほどの割安感はなくなりましたが)

 

普通は、価格が高い安いくらいにしか注目しませんが、ブランド内のアイテム間の価格、別ブランドと比較した価格を見ておくと、妥当な価格が見えてきます。実際の販売価格が大きく違うと、高い!とかお買い得!みたいな評価を自分の中で出来るようになりますし、気になれば理由を店頭で確認したりします。(素材を格安で入手出来たので特別価格で出しました、みたいな理由が分かって即購入とか)

 

価格の理由をあれこれ考える顧客は少数派ですよね。私は店頭で「これ安すぎます。利益出ているんですか?」とか言い出すような変わり者なので…