コンパクト二つ折り財布 - TOMOE 使用経過
先日購入したTOMOEさんの二つ折り財布ですが、数日使ってみましたがとても使いやすいです。
札室とカードポケットが使いやすいのは前回の記事の通りですが、小銭入れも良い感じです。ぱっと見、よくあるタイプの小銭入れなので革が柔らかいから使いやすく感じるのかな?と思いましたが、よくよく見るとちょっと違っています。
フラップで閉じる一般的な小銭入れは、底の部分を縫製しています。
その為、小銭入れの底は面ではなく線となり、奥に挟まって取り難かったり重なって視認性が悪くなったりします。
一方、TOMOEさんのは、底の部分を巻き上げて縫製しています。
そうすることで少しですが底に面が出来て、小銭が奥に挟まることなく視認性の良い状態で収まります。
同じ構造はGANZOのシェルコードバンの二つ折り財布や、FUJITAKAの同じくシェルコードバンの二つ折り財布でも採用されています。勿論、他のブランドでも見かけますが、割合からすると少数派です。
構造的にTOMOEさんの財布と小銭入れの向きが逆だと採用し難いですが、そうでない場合はこちらを採用した方が使いやすい気がします。(採用率の低さには何か理由があるのでしょうか?)
私の場合、二つ折り財布にあまり小ささは求めておらず、手に収まりが良く厚さが3cm以下であれば十分です。その条件で使いやすさと革の魅力が損なわれない大きさを確保しているのがベストでしょうか。ちなみに、この財布は10x9x2.5cm。
とても満足していますが、あえて改善点を上げるとフラップ部分に芯材が入っているのでちょっと段差が見えるのが気になります。(芯材の斜め漉きとかで対応できるかしら?)
横向きに使う二つ折り財布としては、使い勝手に注文を付ける部分はありませんでした。