フラップ付きの二つ折り財布を購入しました。
買ったのはこれ。TOMOEさんのネットショップにサンプル品が格安で出されていて思わずポチリ。TOMOEさんは気になっていたので渡りに船でした。
革は柔らかいシュリンクレザーの赤。今回、素材は気にしていないので革名は聞いていません。
背面。ポケット等はありません。個人的に外見はシンプルな方が良いので好都合です。
中はこんな感じ。まず、革ですが表と同じです。実は全パーツ、貼り合わせた革を使っていて床面を見せない作りになっています。
札室。勿論、表と同じ革です。
小銭入れの中も革が貼られています。開けやすいようにマチに裏革を貼らないこともありますが、このシュリンクレザーは柔らかいので問題はありません。
カードポケットは3段。上部は縫われておらず、あおりポケットとしてレシート等を挟んだり、追加でカードを入れたりしても良さそうです。
小銭入れの裏には空きスペースがあります。
そしてカードポケットも。空きスペースとカードポケットを何で区別しているのかというと、カードポケットはカードの滑りをよくするために中に生地が当てられているのでした。
クロム鞣しのシュリンクレザーなのでコバ磨きには向いていませんが丁寧に処理されています。
ホックのメス側は2つあって収容量によって調節できるようになっています。個人的な好みで言えば一つの方が良いのですが、実用性を考えるとあった方が便利ですね。
横から見たところ。革が一番重なっているところで10枚。ここでいう1枚は貼り合わせたものなので20枚。使っている革の量としてはかなりのものがありますが、薄く漉かれており、そこまでの厚さは感じません。また、カードポケットの部分は特に薄く漉かれていたり、場所ごとに厚さが変えられています。
基本的に芯材は使ってないのですが、フラップのところには芯材が入っています。力を入れる箇所がふにゃふにゃだと使いにくいですからね。
では、実際にお金やカードを入れてみます。
カードポケットですが、内向きに配置されています。カードの向きは内向きの方がカードが抜けても安全とか、外向きの方が使いやすいなど意見が分かれるところです。この財布は安全サイドに倒して内向き。(この財布だとそもそもフラップが付いていますが)
…なのですが、あおりポケット構造になっているため、カードポケットを浮かして出し入れ出来ます。これにより、安全でかつ出し入れし易い良いとこどりになっています。
コインケース。これで10枚ほど。15-20枚くらいまでが適量でしょうか。
札室。片側がオープンになっているため出し入れし易いです。
一万円札を入れたときのサイズ感はこんな感じ。
こんな巾着に入って送られてきました。お金の話をすると、国内で巾着を製造するとそれなりの販売価格になるので税込み13200円の財布に付けて貰えるのは嬉しいですね。
サンプル品ですが、とても丁寧に作られています。市販の財布だと2万円台のものでもここまでの作りはしていないのではないかと思います。これが13200円は物凄くお買い得でした。
TOMOEさんはオーダーメイド専門で始められた工房ですが、現在はOEM主体になっており、オーダーは休止となっています。時々、ネットショップに一点ものを上げるそうなので、欲しい形があればチャンスかも知れません。