どれも良いと思って買っているのですが、それでも使ってみて印象が変わったり、そもそも好みが変わってしまったりします。あと、嗜好の話なので今回は使いやすさはあまり考慮していません。
まずは、これ。実は鞄趣味を始めた当初から知っていたのですが、当時はシンプル過ぎて全然ピンと来ませんでした。4年でずいぶん好みが変わったことが分かる鞄です。デザインだけでなく手に持つと予想外の軽さと持ちやすさで、持って歩くのが楽しい鞄です。
内縫いのふっくらとしたブリーフケースも好みの柱の一つ。仕事用の鞄はしっかりと自立して欲しいのですが、この形で長年使ってもクタクタにならない鞄は他にない気がします。あと、細部も丁寧に作られていて同価格帯では圧倒的にコストが掛けられている印象です。ただ、今の好みだと、ハンドルはカンではなく縫い付けて貰い、サイズも40x31x10は大き過ぎたので38x28x9くらいでお願いしたと思います。
この前買った細マチダレス。動機は金具につられてですが、ブルーのダレスというのが思いのほかハマりました。実は、注文後も、黒の方が良かったかな、と思ったのですが、今ではブルーで大正解。黒は内装のグレーとのマッチ具合が素敵だったのよね…
もちろん、量産品なのでコバの磨き方とかは、オーダーメイドのようなコストの掛け方はされていませんが、量産の強みを生かし、多くのフィードバックを受けて改善されてきた完成度の高さがあります。
またまたダレス。こっちはフルオーダーなので気に入って当たり前なのですが、フルオーダーだからこその不満もあったりして4番手。形や使い勝手はいう事なしで、作りも良いのですが、錠前のデザインが鞄にあっていないことと、革も意中のものでなかったところが心残り。フルオーダーでなければ、そんなものか、と納得できたんですけどね。ただ、ダレスを満足のいくオーダーをしようとすると金具も自作するような工房じゃないとダメっぽそうなので、私としてはこれ以上のダレスは手に入れられないと思います。
この4つは、手持ちの鞄の中では特別な位置づけです。
